しっかり教えたい「だし」の味(伏木先生) から

田から物 宮崎米穀店

2008年11月30日 15:22

ゴーゴーご組・本日のごはん塾
『しっかり教えたい「だし」の味』の抜粋から

(略)和食離れ、ごはん離れの要因のひとつとして、日本の食卓に欧米の食事が定着してきたことが挙げられます。
実は、欧米の食事には「油」と「砂糖」が多く、やみつきになる成分がいっぱい含まれているのです。
それを何も考慮しないで子どもたちに食べさせていると、「油」や「砂糖」の味になじんでしまい、
欧米食を好むようになっていくのは当然のことなのです。

 日本の食事は健康面において非常にすぐれています。もっとこのことを知らせていくことも大切ですが、
それ以前に、子どもたちに対し早くから「だし」の味を教えることが大切です。
「油」と「砂糖」が多い欧米食ですが、薬理学的なおいしさは3つともおいしさのメカニズムは同じですので、
十分に対抗できるはずです。しかし、そのまま放っておいたら「油」と「砂糖」に負けてしまうので、
早くから「だし」の味を与えて親しませることで、「だし」のおいしさに目覚めさせることが
肝要になってくるのです。(略)

【私のコメント】
こんなにも分かりやすく「欧米食」と「油・砂糖」の“問題点”を教えていただきありがとうございます。
【実は、欧米の食事には「油」と「砂糖」が多く、やみつきになる成分がいっぱい含まれているのです】。
子どもの健康には大問題なのですね。
それなのに学校給食に「タンパク質を脂質をとりましょう」と言っては
輸入食材が主になる欧米食とその調味料である砂糖・油料理を取り入れている。
なぜなのでしょう?
『脂溶性ビタミンA・Eは油料理にしましょう』
『塩分の取り過ぎに気をつけましょう』としょう油や味噌を使わせないように
『バランスよく食べましょう』とパン、牛乳、肉類と油脂類を使わせるように導く・・・
みんな同じ“何かの意図”を持っているように思われます。
こんなことが学問だと言って学校給食に持ち込まれているのなら、本当の栄養学を
例えば日本食栄養学とか日本健康長寿栄養学というものができるといいですね。

子どもの時に食べた食べ物が和食が今の私には「美味しい!」
「おばあちゃん、お母さんありがとう!お陰でこの歳でも私は健康で元気です。」
親という字は「立つ木」の影から「見守る」。
食育とは「立つ石」の影から「見守る」か・・ ・

下記をご参照ください。
http://study.gokumi.com/e753.html#comments

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