店長日記・「幸せ?」
お盆の間に読んだ本、甲野善紀氏の著書 『今までにない職業をつくる』
の中の昔の話です。
「人間の幸せとは何か」という基本的問いかけと向き合う から
・・・
例えば防災対策の話でも、むかしのネイティブアメリカンのように、
ただ支柱を立ててまわりにバッファローの皮を被せただけの住居であれば、
地震があったとしても、倒れたら、「あぁ、びっくりした」と立て直したら
もう終わりです。地震対策も何もない。ひっくりかえったテントを立て直し
たら元通り、復興は五分ですみます。
もともと失うのがなければ、たいしたことがないのです。それをどんどん
生活が便利になるように、もうかるようにと自分たちでつくっていって、
「困った困った」と言っている状態です。
江戸の庶民にしても、普段から八反(はったん)風呂敷という特大の
風呂敷の上に布団を斜めに敷いていますから、「火事だ」となったら
くるくるっと巻いて布団を脊負って、頭に鍋をかぶって、子どもには
いい着物を着せて逃げたそうです。家は自分のものではないし、布団と
鍋という当時の庶民には貴重なものを持って逃げれば、あとはたいした
財産があるわけではないので、焼け出された日の夕方は、もう楽しそう
にしていて、それを見た西欧人が驚いたそうです。つくづく人が生きて
いるとは何かを考えさせられます。
私は「年を取っていっても、健康で元気で生きていけたなら、
それだけで十分。できることなら自分磨きを怠らない」。
【病気を治す最高の方法とは、「病気をしないこと」】
【若返りする最高の秘訣とは「老けないこと」】
そのためには食べ物は『自然食品』を。