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気になる記事・「プロスぺクト理論」

読売新聞・朝刊(2019/9/8)から

地球を読む

歴史上の政策判断 猪木 武徳(大阪大学名誉教授)
(略)
人間の思考と言うものが持つ体系的なバイアス(偏り)を明らかにした
点で注目に値する。我々は人や物事を判断するとき、自分の先入観に
適合するか否かで評価することが多い。都合のよい例を取り出して、
「前がこうだったから、今度もこうなるだろう」と考えてしまうバイアスだ。
(略)
その中心的な命題の一つは、「いったん手にしたものを失う苦痛は、それを
持っていなかった時の苦痛を上回る」
「確実に五万円もらうか、5割の確率で十万円をもらうかのどちらを取るか」
と尋ねると人は確実に五万円をもらうほうを選ぶ。だが、同じ人に
「確実に五万円を失うか、5割の確率で十万円を失うか」を選ばせると、
5割の確率の方に賭けるのだという。つまり得をする選択には確実を好み、
元々どちらも損をする選択では、失うものの期待値は同じでもギャンブルに
打って出る傾向が人にはあるのだ。
(略)




Posted by 田から物 宮崎米穀店  at 04:25 │Comments(0)

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