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講演「地域資源を活かしたまちづくり・沈む夕日が立ち止まる町~
オンリーワンのまちづくり~」(講師若松 進一)さんの話の要点

 愛媛県のとある小さな町、双海町。
瀬戸内海の漁業基地とみかん畑があり海のすぐそばにJR駅がある、
だけの6000人の町。
この町に年間五十数万という観光客が訪れる、仕掛け人は
日本一小さい課の課長、
なぜなら若松課長以下部下はゼロ。その訳、その秘策とは?

 私たちの町の子供達は自分の町を(誇りを持って)語れない・・。
若者に聞くと「無い無い尽くし、仕事が無い、活気がない、文化が無い、
プライドが無い、遊び場が無い、情報が無い、道路は狭く、交通信号機さへ無い」。 
あるのはおいしい魚・おいしいみかん・人情が厚い。「それを売り出そう」。
しかしその特徴は隣近所の町町にもあって特にというわけじゃ・・。
 みんなに聞いて見た、「どんな町に住みたいの、幸せって何?」。
 
 町の活性化のために、とにかくやってみようと《コンサート》を計画。
それを聞き付けたNHKが取材に来ることになった。降りる駅を間違えた
NHKの職員を次の駅に迎えに行ったら、職員は「海に沈むこんなきれいな
夕日はみたことない」と言った。船乗りだった若松さんは「確かに・・!」。
NHKの放送の都合で6月30日に決まってしまった。
 「そうだ会場をあの駅のある場所にしよう」と言ってJRに交渉、「まさか」と
思ったJRはOK。梅雨の中にもかかわらず当日は好天気で、前もっての予告の
放送の効果で当日は3千人以上の大観衆。びっくり仰天したJRは抗議に来た
「なんてぇことを」。
しかし翌年からはコンサートの日にJRは「コンサート観光トロッコ列車」を
チャッカリと走らす。

 特産の魚をみかんを売ろうとしたが匂いを嫌がる、料理ができない、
骨さへ取って食べれない、みかんは重たくて持って帰れない。
そこで“竹輪(ちくわ)”にして売った。
 普通は3本200円の“ふにゃあり”としたもの。それを少し長く
固くして1本100円にして売り「この竹輪を望遠鏡にして夕日を見ると
もっときれいに見える」と。
ジャコ天なども売って年間売上5,500万円。
しかし、浜のおばちゃんたちに怒られた・・・
「望遠鏡(1本)ではなく、なんで双眼鏡(2本)といわなんだ」と。



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Posted by 田から物 宮崎米穀店  at 10:51 │Comments(0)健康

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