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2010年10月04日

伝統野菜

講演会「種は地域で受け継いでいくもの」を聴講して

(※〔お米の勉強会)主催:2010年10月2日(土)
場所:西宮市市民交流センター・ホールにて)

講師:種の自然農園  岩崎政利さん(長崎県雲仙市)さんの話から

「今は百姓さんは種を種屋さんから買うのが普通」だとのこと??

「他国であれ他地域の野菜であれ、育てた野菜の中から“良い物の種”を
見分けて、巻き続けていくと、この土に合ったかのように“良い物”が育つ」
とのこと。
長い長い農耕の歴史、その土地の特産の農産物は「その土地に完全に合った」
かのように【特産品】となったのは、そういう種の循環の“賜物”だったのだ。

しかし、私ら自然食品店でさへ、一般向きしない伝統野菜を販売することは
「躊躇われる」。一般の人が毎日のように店に買いに行き、その『命のルート』
を支えようと言う気構えが無ければ、店にもその意欲は湧かないだろう。
私たちは、気づかないまま、「昔から伝わってきた良きもの」をいとも簡単に
「見捨てている」ことになってしまっている。

「今は全国でも、大きさが同じになる甘い改良された単一の種の野菜しか
売れない・・」とも・・・。
スーパーマーケットで買い物をすることで、“独特の顔の、不揃いの農産物”は
売れなくなった。米や野菜や魚、その専門店で買わなくなって、消費者は
ますます無知になっていけば、『食品偽装』は絶えることが無いのも無理は無い。

その土地でこそ生きる力を得た多様性の種を守らなければ、気候変動でいつか
大不作が来た時、その「失ったものの大きさを知る」と訴えたい。

それにしても、「命に関わる大切な食べ物を誰も説明をしない所(スーパー)で買う」
ということじたいを「間違いだ」と気づかないのかと私は思いますが、
皆さんはどうでしょうか。


食べ物に関心がある人は、せめて、地域の自然食品店を支えていこうと
考えてみられたらどうだろうか?




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Posted by 田から物 宮崎米穀店  at 10:42 │Comments(0)健康

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