2011年05月08日
気になる記事・「公の欲、私の欲」
気になる記事・「公の欲、私の欲」
読売新聞朝刊・平成23年5月8日
「震災と歴史の教訓」山内 昌之(東大教授)から抜粋
(略)
大事なのは、江戸後期の儒学者・佐藤一斉も語るように、公の欲と私の欲という
二種類の特性を認識することだ(言志四録)。
理性にかなう公共心が公欲であり、かなわない利己心が私欲だと考えればまず
間違いない。そして、私欲は「小利」につながり、公欲は「大利」に通じるのだ。
菅首相が震災復興を政権延命の具にし、政治家や企業人が第二次補正予算の成立
で利権の配分にあずかろうとするならば、これは私欲と小利の冠たるものだ。
国家と国土の債権を志す野心的ビジョンをもつのは公欲であり、そこから得られる
全国の利益は大利であろう。公欲と私欲の区別は、被災地を新たなビジョンと理想
に立って、再建する各界指導者の立脚点につながるように思えてならない。
一斉も言っているではないか。「私欲があってはいけない。公欲が無くなっても
いけない。公欲が無ければ、他人を思いやることもできない。私欲があれば、
思いやりの心から他人にほどこすことができない」と。
読売新聞朝刊・平成23年5月8日
「震災と歴史の教訓」山内 昌之(東大教授)から抜粋
(略)
大事なのは、江戸後期の儒学者・佐藤一斉も語るように、公の欲と私の欲という
二種類の特性を認識することだ(言志四録)。
理性にかなう公共心が公欲であり、かなわない利己心が私欲だと考えればまず
間違いない。そして、私欲は「小利」につながり、公欲は「大利」に通じるのだ。
菅首相が震災復興を政権延命の具にし、政治家や企業人が第二次補正予算の成立
で利権の配分にあずかろうとするならば、これは私欲と小利の冠たるものだ。
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