田から物　宮崎米穀店

小さい小さい三角形の話　　　田から物宮崎米穀店


Ｙuriさんの文章から

① 〉先進国では消費者教育、
② 〉小売り品質基準の緩和、
③ 〉生産地に近い場所での販売、
④ 〉食品を捨てずに寄付する
ことなどを挙げている。

スーパーやコンビニで買うこのご時世、どうやってやれますかね。
① 売り場に「説明役」がいない大中型スーパーで買う人は、
くどくどした説明など「聞きたくない」だろうし。
子どもが学校で習ったとしても、「親の背中を見て育つ」
② そんなことをしないから、スーパーが流行って来たのです。
「もう一つの食品の裏側」をご参考。
③ 輸入食品買うのを止（や）める！ことができますか。原発を止める
よりもはるかに難しいのでは。
④ 誰が？

これらを考えられるなら、その前に地域の「自然食品店」でみんな
買っておられるだろうと思います。しかし、自然食品店は・・・

一、 自然食品店は産地と提携をして、売れるだろう分を予測して
私たちは「年間販売分を予測して、予約発注をしています」
始めて、自然食品を扱った時（２０年前）のこと、

長野県佐久市の生産者農家から、「天気が良すぎて、倍以上〔トマト〕が
収穫できたので全部そちらに送ります」
私たちグループ「いや、そんなことを言われても倍も売りきれない。無理です」
農家「これはあなたたちの栽培基準で作った作物だから、他に持っていく所が
無い。全部引き取ってもらわないと困る」と。
それこそ、「タダで御近所に配りました（泣）」

二、 デパートで無農薬有機米を買っていると言われた奥様から電話。

奥様「お宅の店はようこんなものを売ってはる。デパートではありえません」
と、えらい剣幕でまくし立てられた。すぐに行ってみると、私の店の大根に
虫が食った溝見たいな跡が少しあった。
謝ってお金を返金して店に帰った。
食べてみると「無茶、美味い」。食べてから『文句を言われたらよかったのに』
私「デパートでは無農薬有機野菜は『売っていないな』。農薬はかけている」
と、思いました。“無理”ですね。

こんな話、こんな話題の時でないと・・・（笑い）
消費者「わしらが買ってやっているんだ」
としか考えていない消費者には、何を言っても・・