2007年05月09日
みんなで「食と健康」を考えよう、番外編。
なぜ自然食品のお店は少ないの?なぜ?
今回は自然食品店の問題も考えてみましょうか。
皆さんにすれば「なんで自然食品店は少ないの?もっと出来て競争して安くなったらいいのに」と思われているでしょうね。
そこで経験者は語る。
自然食品“店”考
(一) 一店舗、単独では難しい・・
無農薬有機野菜や有機米などの有機農産物は契約栽培です。有精卵も皆契約をせねばなりません。つまり産地へ行って生産者と契約する。契約した分は「本来は皆引き取ることが原則」です。今は産地の方でも販売の「難しさ」を理解されてそこまでの無理は言わない。
その分、産地も大変。
・始めて売りたい一店舗の販売量は少ないというよりも少なすぎるので、生産者の方では「仕事にならない」。かといって栽培方法に手間ひまかかるので大型店の要請に応えられるほどは作れない。
・自然食品店は販売量が少なくて売れ残りが出れば商売が成り立たない。
そこで、最初の頃は「畑にお任せセット」として出来た分を消費者が手分けして引き取っていた。しかし、これが消費者にはストレスになる。「同じ物が続く、逆に欲しい野菜が来ない、皆揃わない、家族の必要分と分量が合わない、嫌いな野菜も使いにくい野菜も来る」など。
(二) 何店舗かで組んでやると・・
当店の場合は大阪の前向きな米屋さんと組んでやることになりました。
・最初は大阪の一店舗に産地から商品を送ってもらい、そこに他の店が遠路取りにいき持ち帰りして販売。又、常に土曜日の夜とかに会議をして「歩調を合わせねばならない」。
普段の仕事プラスだから、労力も多いことになる。
・そして、産地に出向いて田んぼ・畑を視察、価格と引き取り量の交渉などは土曜日の夜、高速道路を疾走する、夜間フェリーで行く、夜行列車で行く。次の日、日曜日の夜同じ方法で帰ってくる。これは疲れも大きく、費用もかかる。
(三) 自然食品とは?食と健康の勉強。
栽培のこと・栄養のこと・病気のことも知っていないと「あれ知りません、これ知りません」ではお客様に「なんやこの店」と思われる。自然食品を買う人はかなり食と健康や栽培方法について勉強している人だから販売者はもっと知っていなければならない。
(四) 果たして店はこの仕事は成り立つのだろうか?
皆さんはスーパーは「良い物を安く売っている、大量仕入れ大量販売しているから安いのだ」と思っている。しかし、関西から出て巨大スーパーになった≪D≫の創始者は辞める時にこう言われた。「日本では品質が悪かったら安くても買わない」と。この人それまでは「良い物を安く売りまっせ~」と吠えて(言い続けて)関西では売りまくった。しかし、関西以外では通用しなかったのだろうか。
買う人に「価値、値打ち」が分からなければ自然食品の販売は成り立たない。
大量生産品と自然食品とは中身が違うのに自然食品の値段を見て「高い」、土付きを見て「汚れている、不衛生」、葉や大根の虫食いの跡を見て「ようこんなん売ったはる」と。
アトピー性皮膚炎で困って買いに来られて子どももきれいになってきて、大きくなったら症状も出なくなったらもう買いに来られない。店はその分を発注してしまっているから収穫されて店に送られてきても「売れ残り」になり損を抱えてしまう。特に「無農薬有機米は価格も張る」から売れ残ると損害が大きい、しかし生産者への返品はできない。
自然食品店は生産者と消費者の“顔が見える安心・安全の本当の橋渡し”役。
忙しい消費者に代わって難しい産地提携をして、もっと健康になってもらおうと勉強にも走り回る。
消費者の立場になり生産者にも時には「悪いなぁ」と思いつつも無理を言う。
(五)日本の自然食品は私たちの宝物、皆健康色に光り輝いて
【子宝の町、 健康長寿の大宝の町】に。
労は多くて遊びにもほとんど行けないが年末に「毎日、本当においしもの良い物を食べれて食べることに悔いは無い、そして今年も風邪一つ引かずに元気で来れた」
お客様の「病気にならない、歳を取らない、いつも若々しくて明るい」その姿を見せていただける、やりがいのある仕事。生まれてくる子どもさんは金太郎か桃太郎。いつか甲子園球場の星になるかもしれないという夢まで。
自然食品の店ををやってみたい人がおられましたら、惜しみなくそのノウハウをお教えいたします。どなたか?
その前に、一度食べてみます?おいしいですよ。
今回は自然食品店の問題も考えてみましょうか。
皆さんにすれば「なんで自然食品店は少ないの?もっと出来て競争して安くなったらいいのに」と思われているでしょうね。
そこで経験者は語る。
自然食品“店”考
(一) 一店舗、単独では難しい・・
無農薬有機野菜や有機米などの有機農産物は契約栽培です。有精卵も皆契約をせねばなりません。つまり産地へ行って生産者と契約する。契約した分は「本来は皆引き取ることが原則」です。今は産地の方でも販売の「難しさ」を理解されてそこまでの無理は言わない。
その分、産地も大変。
・始めて売りたい一店舗の販売量は少ないというよりも少なすぎるので、生産者の方では「仕事にならない」。かといって栽培方法に手間ひまかかるので大型店の要請に応えられるほどは作れない。
・自然食品店は販売量が少なくて売れ残りが出れば商売が成り立たない。
そこで、最初の頃は「畑にお任せセット」として出来た分を消費者が手分けして引き取っていた。しかし、これが消費者にはストレスになる。「同じ物が続く、逆に欲しい野菜が来ない、皆揃わない、家族の必要分と分量が合わない、嫌いな野菜も使いにくい野菜も来る」など。
(二) 何店舗かで組んでやると・・
当店の場合は大阪の前向きな米屋さんと組んでやることになりました。
・最初は大阪の一店舗に産地から商品を送ってもらい、そこに他の店が遠路取りにいき持ち帰りして販売。又、常に土曜日の夜とかに会議をして「歩調を合わせねばならない」。
普段の仕事プラスだから、労力も多いことになる。
・そして、産地に出向いて田んぼ・畑を視察、価格と引き取り量の交渉などは土曜日の夜、高速道路を疾走する、夜間フェリーで行く、夜行列車で行く。次の日、日曜日の夜同じ方法で帰ってくる。これは疲れも大きく、費用もかかる。
(三) 自然食品とは?食と健康の勉強。
栽培のこと・栄養のこと・病気のことも知っていないと「あれ知りません、これ知りません」ではお客様に「なんやこの店」と思われる。自然食品を買う人はかなり食と健康や栽培方法について勉強している人だから販売者はもっと知っていなければならない。
(四) 果たして店はこの仕事は成り立つのだろうか?
皆さんはスーパーは「良い物を安く売っている、大量仕入れ大量販売しているから安いのだ」と思っている。しかし、関西から出て巨大スーパーになった≪D≫の創始者は辞める時にこう言われた。「日本では品質が悪かったら安くても買わない」と。この人それまでは「良い物を安く売りまっせ~」と吠えて(言い続けて)関西では売りまくった。しかし、関西以外では通用しなかったのだろうか。
買う人に「価値、値打ち」が分からなければ自然食品の販売は成り立たない。
大量生産品と自然食品とは中身が違うのに自然食品の値段を見て「高い」、土付きを見て「汚れている、不衛生」、葉や大根の虫食いの跡を見て「ようこんなん売ったはる」と。
アトピー性皮膚炎で困って買いに来られて子どももきれいになってきて、大きくなったら症状も出なくなったらもう買いに来られない。店はその分を発注してしまっているから収穫されて店に送られてきても「売れ残り」になり損を抱えてしまう。特に「無農薬有機米は価格も張る」から売れ残ると損害が大きい、しかし生産者への返品はできない。
自然食品店は生産者と消費者の“顔が見える安心・安全の本当の橋渡し”役。
忙しい消費者に代わって難しい産地提携をして、もっと健康になってもらおうと勉強にも走り回る。
消費者の立場になり生産者にも時には「悪いなぁ」と思いつつも無理を言う。
(五)日本の自然食品は私たちの宝物、皆健康色に光り輝いて
【子宝の町、 健康長寿の大宝の町】に。
労は多くて遊びにもほとんど行けないが年末に「毎日、本当においしもの良い物を食べれて食べることに悔いは無い、そして今年も風邪一つ引かずに元気で来れた」
お客様の「病気にならない、歳を取らない、いつも若々しくて明るい」その姿を見せていただける、やりがいのある仕事。生まれてくる子どもさんは金太郎か桃太郎。いつか甲子園球場の星になるかもしれないという夢まで。
自然食品の店ををやってみたい人がおられましたら、惜しみなくそのノウハウをお教えいたします。どなたか?
その前に、一度食べてみます?おいしいですよ。
:健康講演会・「笑いと健康寿命」
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