田から物　宮崎米穀店

北緯35度、奇跡の宝島それは日本列島（その二）

【熱帯】
日本列島から下（南）に日本の位置が在ったとするなら、そこは熱帯、
お米は水分の少ないタイ米が年に３～４回も取れる、「それいいじゃない！」って？
とんでもない。朝昼晩、毎食事は「カレーライス」いえ365日も。

【陸稲】
そして、横に大陸に行くと、中国では陸稲(おかぼ)と言って畑でとれるお米が主、
もともと、お米は“草”だから、水田では病気になりやすいが、勝ってに丈夫には
育つ。一穂の取れる量は少なく（数量でまかなう）、栄養も少なく、そのままでは
「おいしくない・・」、だからチャーハンにしないと食べられない、朝昼晩、
365日チャーハン・・。
【寒冷地帯】
北海道より北はモンゴルの位置、森は少なく無く見渡す限りの草原の、冬は厳寒の国、つまり猿が住めない地帯。人も猿の仲間、本来は「住む事ができない所」。無理して住んでいる「文化の知恵、文明の利器」の御蔭で住めている。
食べ物もカロリーの高い消化の速い「小麦の粉食パン・牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品・肉類・調味料もソース系統」でなくては寒くて生きていけない。朝昼晩、365日「パン・牛乳・チーズ・肉など」。
【ごはん】
　寒冷地の食べ物を温帯の人（日本人）が食べれば当然肥満になるし、大腸ガンにはなりやすい、その上にポストハーベスト(収穫後に農薬散布)。
　お米の種は日本に来て、「おいしい！『ご飯』」になった。陸稲の国ではなく、「水穂」ではなく、美称の「瑞穂(みずほ)の国」と。大陸から渡ってきた私たちの祖先は驚きと感謝の気持ちを込めて、この美しい響きの言葉を国の象徴と
して付けたのだろう。
宝物とは「田から（来た）物」が語源、お米のことだったんですね。

　「選んだのは？」
　私にはお米が私たちを「選んだ」ような気がします。猿ではなく人間を。
　お米は植物の仲間では「高等植物」と言われる、賢い植物なのです。
お米を作る男たちの言葉は「熱い！！」。まるで女王様に仕える下僕のようだ、と、
いつも思う。

植物は自分を食べる敵に対しては、〔植物農薬〕という毒を作る。お米はなぜ人間に牙を剥かなかったのか？お米は人間が自分を大事にしてくれていることをよく知っていて、それをしなかった。なぜなら、
人間の日本人の繁栄が続く限り「米は生きているのだから」。


※「元気が一番健康講演会」での私の講演の内容を一部紹介をさせていただきました。
私の「聞いたほしい“ここだけの健康話”」より。