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種が近いと病原体が簡単に侵入しやすい
『むすび』(発行・正食協会・価格570円・2011/2月号から)

―― 食べた物を代謝する時に、動物性のたんぱく質と植物性の
たんぱく質とでは、人間の代謝という点から見ると違うので
しょうか。

福岡 伸一教授(青山学院大学)
「(略)しかし、食べ物というのは、そうじゃなくて、口から入って
徐々に消化されながらアミノ酸になって吸収されるというプロ
セスがあるわけですよね。そのプロセスでは、動物由来のたん
ぱく質と植物由来のたんぱく質では、当然、もともとのたんぱ
く質が違いますから、消化のされ方が違うし、その途中に出て
来るペプチドも違います。万一、たんぱく質の切れ残りやその
一部が、アミノ酸に分解されずにからだの中に入ってしまう
こともありますよね。
そういったことを考えてみると、動物性の細胞と植物性の細胞
では消化のプロセスが違うのでので、その部分で違う影響を
人間に与えているというのは考えられます。
ただそれが、どっちがどっちというのはわからないです。

多くの場合、食べ物はできるだけ自分よりも遠い物を食べろっていう教えが昔からあります。
遠いというのは、種として人間により近くない物を食べると。
つまり、動物よりも魚、魚よりも植物というふうに。

それはなぜかというと、一つは、種が近いとやっぱりそこに
潜んでいるものが食べ物を通して私たちに乗り移ってくる
可能性があるからである。
種が近いと、同じウィルスや同じ病原体にかかりやすいわけ
です。
狂牛病(BSE)とか、いろんな動物と人間に共通してかかる病原体
がありますよね。それは種が近いから、簡単に侵入して簡単に
増殖できるわけです。

植物の病原体がたくさんいるわけですが、それは人間にとって
はあまりにも種が遠いので、そういうものが仮に一緒にやって
きても、人間の体内では、増殖することはできないし、人間の
細胞の中にも入ってくることはできない。

病気への予防ということを考えると、できるだけ遠い物を食べた
ほうが安全だという、その考えも成り立つかなと思います。




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Posted by 田から物 宮崎米穀店  at 06:00 │Comments(0)健康

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