田から物　宮崎米穀店

六甲山ハイキング・「女の恐さ」

紅葉谷の下り道で知り合った３人の女性、６０代半ばか？

女性たち「３年前から山に登り出して年に５～６回登っています」

私「歳を取ると寝ている間に『縮んで硬くなってしまう』
年がいけばいくほどそれがひどくなる。だから朝、老人が
ラジオ体操をしているのは少しでも伸ばして柔らかくする
と気持ちが良くなるから。伸ばして柔らかくすれば身体は
若返るけれど『顔は無理』」

女性たち「顔や肌はどうすればよいの？」

私「それはやっぱり恋でしょ。経験あるでしょう。そのお歳で
ないとは『言わせない』」

女性たち「ハハハッ(笑)」

私「でも、６０歳ぐらいになると大方の女性は『男はもうええね
（要らん）』と言うようになる」

女性たち「いまさら恋なんて、女同士の方が楽しいわ」

私「それがいけない。女性７５歳の時に急に男性よりも女性の方が
入院する率が増える。原因は二つの病気」

女性たち「骨粗鬆症？」

私「そう、もう一つは痴ほう症。何でなるか分かる？」

女性たち「何で？」

私「トキメキがないから。皆さんも彼氏がいたらもう少し
ダイエットしようとか、『山ガール』で“決めたるぞぉ”
とか決意して、今と見た眼も違っているはず」

女性たち「・・・」

私「今すぐ無理なら、まずは六甲山を彼氏と思って５Ｋｇは
減量してみる、服装も彼氏に見てもらおうと思って選ぶ。
それができれば、少なくとも山頂まではもっと楽に上が
れますよ。その姿に男性から声がかかるかも」
女性たち「ハハハッ(笑)。そんなうまいこといくかしら」

私「女の人生は長いのではなく『長過ぎる』。今からでも遅くは
無い。磨きをかけて輝いていかないと、１０年先にあの時、
私と会ってよかったと思うか、『しまった！』と後悔の日々
で泣いて暮らすか、それでも女は死ねない。死にたくても
死ねない女の恐さを私は知っておいた方がいいよと言うん
ですがね」

女性たち「・・・」